27歳でプログラミングを始めようと思ったとき、最初に頭に浮かんだのは「本当に自分でもできるのか?」という不安でした。
- Excelや営業管理はある程度できる
- けれどプログラミングはまったく触れたことがない
- 若い人ばかりの中に自分が入れるのか
- もし挫折したら時間もお金も無駄になるのでは
こうした迷いは、27歳ではじめた私ですら感じたことなので、40代となるとなおさらだと思います。
でも、実際に僕がスクールを受講していた同時期に、コミュニティに40代の受講生がいました。「誰かと競争するために受講しているワケではないので…」と言っていた彼に、堂々とした印象を受けたのを覚えています。数か月後、その人はきちんと学びきって、自分の仕事に活かしていました。
「未経験でも本当にできるのか」
「若い人だけの世界じゃないのか」
この記事では、そんな不安を抱えるあなたに向けて、
- 僕自身の体験
- 40代でプログラミングを学んでいた受講生は実際にどう取り組んでいた?
- 40代だからこそ選びやすいプログラミングスクール
を厳選して紹介していきます。

名前: 佐藤 直樹|事務職→Python活用
肩書: 元・食品メーカー事務職/副業で案件受注中/残業ゼロにしたい人の味方
一言: 「学んだ知識を雇われるだけでなく、自分の働き方を広げるために使う」
地方の食品メーカーで5年間事務職として勤務。
27歳からPythonを本格的に学ぶ。
業務効率化やデータ分析の実務に応用。
職場にとどまらずスキルを副業収入につなげる。
残業だらけの毎日から…Pythonで3時間の作業を10分に変えたリアル体験
僕がプログラミングに出会ったのは27歳のときでした。きっかけは、同僚の一言でした。
「それ、Pythonで自動化できるんじゃない?」
当時の僕は、毎日エクセルで何時間もかけて同じ作業を繰り返していました。Pythonなんて聞いたこともなく、もちろんコードなんて1行も書いたことがありません。最初は「自分には関係ない世界だ」と思っていました。
でも、少し調べてみると「プログラミングスクールなら未経験でも学べる」と書いてある。半信半疑で思い切って入学してみたんです。
スクールに入った最初の週は、正直言って大変でした。記号や英単語のようなコードを目の前にして「やっぱり自分には無理なんじゃないか」と感じる場面もありました。隣に座っている大学生くらいの若い受講生がスラスラ進んでいくのを見ると、余計に焦りもありました。
でも、不思議なことに、少しずつ「できること」が増えていきました。最初は数字を足し算するだけのコード。でも次の週には、Excelの面倒な処理を自動で作れるようになっていました。気づけば、毎日3時間かかっていた作業が10分で終わるようになり、残業もなくなっていたんです。
👉 僕が最初に取り組んだのはPythonでした。
そのときの学習体験や「なぜPythonを選んだのか?」については、こちらでくわしくまとめています。
さらに印象的だったのは、同時期に受講していた40代の受講生の存在でした。彼は営業職を長くやってきて、PC作業はExcel程度。最初は「自分なんか場違いじゃないか」と弱気になっていました。でも、質問を重ねながら粘り強く学び続けて、最終的には自分の業務管理を効率化するツールを完成させていました。
その姿を見て、「年齢は関係ないんだ」と強く感じました。実際に、40代で挑戦して結果を出した人を目の前で見ていたからこそ、この記事ではその安心感をしっかり伝えたいと思っています。
40代でプログラミングに挑戦した彼が実際に手にした“本業+副業の一歩”

もし、今の仕事をこのまま続けていったとしたら…。
Excelや営業管理は問題なくできても、ITスキルがないまま定年を迎える不安は頭の片隅に残り続けるかもしれません。
- 「自分はデジタルに弱いままなのか」
- 「若い人に任せて、自分は置いていかれるのか」
- 「転職や副業の選択肢を広げられないまま、今の会社にしがみつくしかないのか」
そんな想像をすると、どうしても未来に対してモヤモヤした気持ちが残ってしまうと思います。
一方で、もし今からプログラミングを学んだらどうでしょうか。
- これまで何時間もかかっていた資料作成を、自分で自動化できる
- 会社に頼らず、自分のスキルで副業の案件を受けられる
- 「新しいことに挑戦できた」という自信が積み重なり、生活全体が変わっていく
実際に僕自身も、残業続きだった日々から「定時退社して副業の時間を確保する」という生活に変わりました。40代で挑戦していた受講生も「自分の作った仕組みで売上管理が一気に楽になった」と嬉しそうに話していました。その方、自分で事業をやりたかったんだそうです。
👉 スキルを学んだ後に「どう活かすか?」で悩んだとき、ヒントになった記事があります。
つまり、プログラミングを学ぶかどうかは、単なるスキルの習得にとどまらず、これからの働き方や生き方を左右する選択になるということです。
「やる・やらない」は自分の価値観だけど、「はやい・おそい」は他人の価値観だと、僕は思っています。
ここから先は、実際に40代未経験からでも受講できるプログラミングスクールを、対象や特徴ごとに分けて比較していきます。
40代が選びやすいプログラミングスクール5校を徹底比較

ここからは、実際に40代の方が選びやすいプログラミングスクールを、対象や特徴ごとに分けて比較していきます。
今回取り上げるのは以下の5つです。
- COACHTECH
- Aidemy Premium
- データラーニングスクール
- SAMURAI ENGINEER
- DMM WEBCAMP
いずれも未経験からスタートできるスクールですが、それぞれに強みや注意点があります。
「対象者/料金/学習形式/学べる内容/学習期間/就職支援/気をつけたい点」 を整理したので、ぜひ自分の状況に当てはめてみてください。
40代に合うスクールを一目で比較
スクール | 方向性 | 学習形式 | 学べる主な内容 | 期間目安 | 給付金/補助 | 40代との相性 |
---|---|---|---|---|---|---|
COACHTECH | 副業・Web制作 | オンライン/1on1 | HTML/CSS, JS, PHP(Laravel) | 3〜6ヶ月 | 対象コースあり | 小さく稼ぐ一歩に◎ |
Aidemy Premium | AI・データ分析 | オンライン/メンター週1 | Python, 機械学習, SQL | 3〜9ヶ月 | 対象コース多数 | データ寄り転身に◎ |
データラーニングスクール | 業務の可視化・効率化 | オンライン/少人数 | Python分析, SQL, ML基礎 | 1000〜2000時間 | 対象コースあり | 社内活用に◎ |
SAMURAI ENGINEER | 個別最適/副業〜独立 | オンライン/マンツーマン | Web/AI/データ等広範 | 1〜6ヶ月+ | 対象コースあり | 目的特化に◎ |
DMM WEBCAMP | 転職・実務形式 | オンライン(教室併用可) | Rails/JS, チーム開発 他 | 3〜6ヶ月 | リスキリング等あり | キャリアチェンジに◎ |
COACHTECH(コーチテック)
対象者・特徴
- 20代〜40代まで幅広い受講実績あり
- 未経験からWeb制作・副業を目指す人向け
- 「現場で使えるスキル」を重視するスクール
料金
※給付金の対象コースあり
- 3ヶ月:429,000円(税込)
- 6ヶ月:66万円(税込)
学習形式
- 完全オンライン
- 専属コーチが1対1で伴走
- Slackで質問無制限
学べる内容
- HTML/CSS/JavaScript
- PHP/Laravel(Web開発フレームワーク)
- Git/GitHubによるチーム開発
- 実案件に近いポートフォリオ制作
学習期間
- 3ヶ月〜6ヶ月
就職支援
- 転職保証はないが、ポートフォリオ重視で「副業案件を獲得しやすい」環境
- 案件の取り方や営業の仕方を学べる
気をつけたい点
- データ分析やAIといった分野は対象外
- 転職保証がないため、転職目的の人にはやや弱い
向いている人
「副業でWeb制作を始めたい」「まずはスモールステップで収入につなげたい」なら、COACHTECHは相性がいいです。
Aidemy Premium(アイデミープレミアム)
対象者・特徴
- 30代〜40代の社会人受講者が多い
- AI・データ分析に特化したオンラインスクール
- 「これからのIT市場で伸びる分野」に強い
料金
※給付金の対象コースあり
- 3ヶ月:528,000円(税込)
- 6ヶ月:858,000円(税込)
- 9ヶ月:1,078,000円(税込)
学習形式
- 完全オンライン
- 専属メンターによる週1回の1on1
- Slackで質問対応
学べる内容
- Python
- 機械学習/ディープラーニング
- データ分析/統計モデリング
- SQL/データベース活用
学習期間
- 3ヶ月〜9ヶ月
就職支援
- キャリアカウンセリングあり
- データサイエンティストやAIエンジニア職の紹介実績多数
- 給付金の対象コースが多く、社会人でも挑戦しやすい
気をつけたい点
- 金額は高め(給付金を利用しないと負担が大きい)
- Web制作やアプリ開発などは学べない
向いている人
「AIやデータ活用に強い人材になりたい」「今後のキャリアを市場価値の高い分野に寄せたい」と考えるなら、Aidemy Premiumは選択肢として検討してもいいかもしれません。
データラーニングスクール
対象者・特徴
- 30代後半〜40代の社会人受講者が多い
- 「データ分析を仕事に活かしたい」「業務効率化に使いたい」というニーズに特化
- 数字やエクセルに慣れている人には特に相性がいい
料金
※給付金の対象コースあり
(入会金+受講料)
- コーチングプラン:558,000円(税込)
- コーチング+グループメンタリングプラン:758,000円(税込)
- コーチング+個別メンタリングプラン:908,000円(税込)
学習形式
- 完全オンライン
- 少人数制(受講生数十名に対して複数メンターが対応)
- 講義動画+課題+質問サポート
学べる内容
- Python(データ分析に特化)
- Pandas/NumPyなどのデータ処理ライブラリ
- SQL/データベース操作
- 機械学習の基礎
学習期間
- 1000時間〜2000時間
就職支援
- キャリア相談あり
- データ分析を必要とする企業への転職サポート
- 業務効率化スキルを「社内実務に活かす」形でも成果を出しやすい
気をつけたい点
- Web制作やアプリ開発など「見える成果物」を作る学習は少ない
- 転職保証はないため「必ず転職したい」人にはやや物足りない
向いている人
「今の仕事で数字を扱うことが多い」「データを使いこなして効率化したい」という人には、データラーニングスクールがぴったりです。
SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)
対象者・特徴
- 年齢層が幅広く、40代〜50代の受講実績も多い
- 完全マンツーマンの個別指導
- カリキュラムを「目的に合わせて柔軟にカスタマイズ」できるのが強み
料金
※給付金の対象コースあり
(入学金+受講料)
- AIアプリコース:728,000円(税込)〜
- 転職保証コース:693,000円(税込)〜
- 副業コース:297,000円(税込)〜
学習形式
- 完全オンライン
- 専属講師によるマンツーマンレッスン
- 週1回〜複数回の個別面談
学べる内容
- HTML/CSS/JavaScript/Python/Ruby/PHP など幅広い
- Webアプリ開発、AI基礎、データ分析まで対応可能
- 学びたい言語やスキルを指定してオーダーメイド
学習期間
- 1ヶ月〜6ヶ月以上
就職支援
- キャリアアドバイザーによる転職サポートあり
- 案件獲得やフリーランス独立に向けた支援も充実
- 特に「副業から始めたい」という40代にマッチ
気をつけたい点
- 料金は高め(カスタマイズ性が高い分、コストがかかる)
- 学習の進み方は自分の意欲に左右されやすい
向いている人
「自分に合った学び方で進めたい」「副業や独立も視野に入れたい」という方には、SAMURAI ENGINEERがフィットします。
DMM WEBCAMP(ディーエムエム ウェブキャンプ)
対象者・特徴
- 20代〜40代の受講生が多い
- 未経験からのキャリアチェンジに強い
- 「短期間で実務レベルに育てる」カリキュラムが特徴
- リスキリング補助金対象コースあり
料金
※リスキリング補助金制度あり
- AIコース :169,800円〜334,800円
- Webアプリケーションコース:169,800円〜334,800円
- 副業・フリーランスコース:598,400円〜708,400円
学習形式
- オンライン
- 現役エンジニアのメンターに質問し放題
- チーム開発や実務形式の演習がある
学べる内容
- HTML/CSS/JavaScript/Ruby on Rails
- Git/GitHubを使ったチーム開発
- 実務を想定したアプリケーション開発
- 専門技術コースではAI・クラウド領域も対応
学習期間
- 3ヶ月〜6ヶ月
就職支援
- 転職成功率98%(公式発表)
- キャリアアドバイザーが専任で伴走
- 40代の受講実績もあり、「年齢を理由に諦めなくていい」体制
気をつけたい点
- 学習スピードは速いため、仕事と両立は大変
- 短期集中コースは特に「時間の確保」が必須
向いている人
「本気でキャリアチェンジしたい」「転職をゴールにしている」という方には、DMM WEBCAMPは最も安心できる選択肢です。
副業か転職かで迷った僕が最後に決めたスクールはDMM WEBCAMP|そのワケ
僕がスクールを探し始めたときは、「どれがいいんだろう」と正直すごく迷っていました。
COACHTECHの副業志向にも惹かれましたし、AidemyのAI分野にも興味がありました。
それでもDMM WEBCAMPを選んだのは、学習の中で“実務に近い経験”を積める環境があったからです。
実際に開発を体験することで、ただコードを書くのではなく「仕事としてどう使われるのか」が少しずつイメージできるようになりました。
最初は「自分はもう遅いんじゃないか」と不安でした。
でも続けるうちに、「まだまだやれる」と思える瞬間が増えていったんです。
とくにコミュニティで40代の方と話したとき、「自分も挑戦していいんだ」と背中を押された気がしました。
40代だから特別に不利とか、遅れているとか、そんなことはありませんでした。
やりたいことがはっきりしているなら、始めるのに早いも遅いもない。
僕にとってDMM WEBCAMPは、それを実際に感じられる場所でした。
\やりたいことは明確、迷いはないなら/
「無駄じゃない?」「遅くない?」…僕や40代で挑戦した彼らが本当に悩んだ疑問と答え
「プログラミングは無駄?」→3時間の残業が消えた瞬間
正直に言うと、僕も最初は「こんなこと覚えても、結局無駄になるんじゃないか」と思っていました。
なぜなら、プログラミングって一見すると専門職の人しか使わないイメージが強いからです。僕の周りでも「結局は数年で陳腐化する」「自分の仕事には関係ない」と口にしている人がいました。
でも実際に学んでみると、その考えは大きな誤解でした。
例えば、僕が最初に作ったのは営業管理の自動化ツールでした。毎日3時間かかっていたデータ整理が、数分で終わるようになったとき「これを学んだことが無駄なわけがない」と実感しました。
40代の受講生も、学んだPythonを使って社内の売上分析を効率化していました。「毎月締め作業で残業していたのが、今はボタンひとつで済む」と嬉しそうに話していたのを覚えています。
つまり「プログラミング=エンジニア転職だけ」ではなく、「今の仕事をラクにする」「人の仕事をラクにする手助けができる」強力な武器にもなるんです。
「未経験でも?」→ゼロからでも続けられた仕組み
ここが一番大きな不安だと思います。
僕自身も完全にゼロからのスタートでしたし、同じクラスの40代受講生も「パソコンはワードとエクセルくらいしか触ったことがない」という状態でした。
それでも卒業できたのは、スクールが「未経験者を前提に設計されていた」からです。
- 課題が小さなステップに分かれている
- 質問すれば現役エンジニアが答えてくれる
- 一緒に学ぶ仲間がいる
この仕組みがあるからこそ、途中で挫折しにくい。
「未経験でも大丈夫」ではなく「未経験を想定して作られている」と考えると安心できると思います。
職業訓練でプログラミングを学ぶのはあり?|「職業訓練と民間」→僕が見た“差”とリアルな声
40代で「できるだけ費用を抑えて学びたい」という場合、職業訓練校も候補に入ります。
実際に僕の知人は、ハローワーク経由でプログラミング訓練を受けていました。受講料は無料で、一定の生活支援も受けられます。
ただし、職業訓練は以下の点に注意が必要です。
- 最新のカリキュラムではないことが多い
- 就職支援はあるが、IT転職に特化していない場合もある
- 学習意欲が人によって大きく違い、雰囲気に差が出る
コストを抑えたいなら職業訓練は有効ですが、「転職や副業を本気で考えるなら民間スクールの方が現実的」というのが、僕自身と周囲を見てきた感想です。
まとめると
- 「無駄じゃないか?」→ 今の仕事を効率化できるから無駄ではない
- 「未経験でも大丈夫?」→ 未経験前提でカリキュラムが設計されている
- 「職業訓練はあり?」→ コスト重視なら有効だが、本気の転職なら民間がおすすめ
「もう遅い?」「未経験でも大丈夫?」|40代で行動した人が見せてくれた答え
40代でプログラミングを学ぶのは「遅いのでは?」と不安になるかもしれません。
でも実際には、未経験からでも学びきって副業や転職につなげている人は多くいます。
大事なのは 「年齢」ではなく「環境とやり切る意志」 です。
今回紹介したスクールにはそれぞれ強みがあり、中でもDMM WEBCAMPは実務に直結した学習と充実した転職支援で、僕自身も安心して選べました。
もし今のままに不安を感じているなら、まずは説明会に参加して「自分に合うか」を確かめてみることから始めてみてください。