最短回答
30秒で要点だけ。迷ったらここから。
- 書類選考は「実績の見えるポートフォリオ」と「職務経歴の書き換え」で通過率が上がる。
- 入社後の定着は「学習の再現性(基礎×小さい開発経験)」が左右する。
- 給付金は対象コースが決まっている。名称だけで判断せず必ず公式で確認。
※料金・返金・保証の条件は変更されることがあります。最新の利用規約と公式ページを必ずご確認ください。
「勢い」より「設計」で通す!30代未経験者が外せない3つのポイント
いまの気持ち
- 求人を見ただけで気が重い
- 仕事と学習の両立がむずかしい
- 「未経験30代」という言葉に弱気になる
- 家計や家族の都合で失敗できない
結論(ここが土台)
- 勢いより設計が大事。
- 書類を通すコツ=「見える成果物(ポートフォリオ)」+「今の仕事の強みを言い換えた職務経歴」。
- 定着のカギ=基礎だけでなく、小さな機能を複数つくった経験。
お金の見通し(迷いの正体)
- 学費は「給付金の対象か」「分割の負担」「延長費の有無」で実際の出費が変わる。
- まずは「対象コース」「手続き期限」「必要書類」を仮確定
在職中でも前に進む学習設計:3か月〜の学び直しを仕事と両立する手順
まずやること(時間設計)
- はじめにやるのは「時間割」の固定です。平日30〜60分、休日120分。短くても毎日続く形にする。
- 最初の2週間は基礎だけに集中し、写経や小テストで手を慣らします。
機能づくり(再現力の土台)
- 3週目からは「小さな機能」を作ります。例:フォーム送信、一覧+検索、ログイン。
- 1機能=1〜2日で区切り、Git(変更履歴の道具)に毎日記録。これで「再現できる力」が育ちます。
職務経歴の“言い換え”運用
- 並行して、職務経歴書の「言い換え」を進めます。今の仕事の改善経験を、開発に通じる言葉に置き換える。
- 例:「Excelの手作業を関数で自動化」→「要件整理→処理手順→検証の流れを設計」。
レビューとチーム開発の導入
- 1か月目の終わりに、指導者レビューを受け、つまずきやすい箇所を洗い出す。
- 2か月目はチーム開発の練習(課題を分けてPull Request)。コミュニケーションの記録はそのまま「職歴の補助資料」になります。
求人観察 → 学習に反映 → 応募開始
- 同時に、求人票を週10件チェックし、必要スキルを表に書き出す。足りない所だけを学習に組み込む。
- 3か月目はポートフォリオの仕上げと、書類一式(職務経歴・Git・成果物URL・学習ログ)を束ねて応募を開始。
スクール見極めの3軸
- この流れをスクールが仕組みで支えられるかが見極めポイントです。
- 「提出物の基準が明確」「レビューが早い」「就活の伴走がある」――この3点で比較します。
迷いを減らす事前確定:書類選考→内定→定着までの道筋

応募前チェック(3つ)
- ポートフォリオは「課題の写し」ではなく、課題を元に自分の工夫を1つ足す。
- 職務経歴は「課題→対応→結果」の順で、数字を1つ入れる。
- 面接想定問答は、つまずいた箇所とその直し方を1つずつ答えられるようにする。
面接後の更新と内定後の準備
- 面接後は、当日中に学び直しメモを更新し、次の面接に活かします。
- 内定後の定着は、入社前の「環境準備」で差が出ます。例:エディタ設定、コマンドのショートカット、チームのルール読み込み。
- 入社1か月は「教えてもらう→まとめる→再現する」を回すだけで良い。
費用・手続きの確定(迷いを減らす)
- 給付金は申請の期限と書類が決まっています。対象コースか、必要書類は何か、提出の締切はいつか――必ず公式で確認。
- ここを先に固めると、学費の見え方が変わり、迷いが減ります。
この道筋がイメージできたら、次は「自分の条件に合うスクールはどこか」を比べます。
自分の目的や条件を整理したい人は、
▶︎ 40代未経験からプログラミング転職を目指す人が最初に決めるべき3つの軸
の記事も参考になります。年齢や状況が違っても、「転職に通るポートフォリオを設計する視点」は共通しています。
主要スクールで検証:提出物の質/伴走の厚み/費用の見え方
30代未経験で大事なのは、(A)提出物の質が上がる仕組み、(B)就活の伴走、(C)お金の見通し。この3点で主要3スクールを見ます。
あなたの条件に当てはめる:学習時間/レビュー速度/就活伴走の照合
- 仕事と両立(平日60分×毎日)
- DMM WEBCAMP:学習計画の分割と質問対応で短時間でも前進しやすい。
- TechAcademy:週2回のメンタリングと毎日チャット質問。
- CodeCamp:予約制のマンツーマン(早朝・深夜枠あり。)
- 提出物の基準(ポートフォリオ)
- 3校ともレビュー体制あり。差は「レビュー速度」「直す指示の具体さ」。面談で実物サンプルを確認すると確実。
- 就活の伴走(職務経歴の書き換え)
- 応募書類の添削、模擬面接の有無、求人紹介の範囲に注目。
- 期限・費用の見え方
- 学費の分割/延長費/給付金対象コースかを先に確定。
料金と規約は必ず二重確認:対象コース名とURLを控える
- 税込価格:期間別の料金は公式の料金表をご確認ください。
- 支払い方法:クレジット分割/銀行振込など。
- 返金:各スクールの規約・申請期限・条件により異なる。
- 回答SLA:質問の平均返答時間はコース・時間帯により差あり。
- 面談/メンタリング頻度:週あたりの回数・予約枠はコース別。
- 延長費(4週単位):有無・金額はコース規定。
- 公式プラン一覧:各スクールの「料金・コース」ページを必ず確認
- コースTOP:各スクールトップ→対象コースの案内を確認
※最新の料金・割引・返金条件は必ず公式をご確認ください。
転職に強い主要スクールの比較表
| 校名 | 学び方の型 | 提出物レビュー | 就活サポート | 給付金の対象コース | 判断のヒント |
|---|---|---|---|---|---|
| DMM WEBCAMP ▶︎ 公式サイトで見る |
オンライン中心+面談 | 課題ベース→修正指示(最新は公式で確認) | 書類添削・面接練習あり(最新は公式で確認) | 対象コースあり | 面談で提出物の基準サンプルを確認 |
| TechAcademy ▶︎ 公式サイトで見る |
週次メンタリング+毎日質問 | 細かいフィードバック | キャリア面談あり | 対象コースあり | 回答速度と面談の相性を体験で確認 |
| CodeCamp ▶︎ 公式サイトで見る |
予約制マンツーマン | その場で直し方を指示 | キャリア相談あり(最新は公式で確認) | 対象コースあり | 自分の時間帯に合う講師がいるか確認 |
※表は「比べる視点」の提示です。金額や条件の確定は各校の公式で最新をご確認ください。
向いている人 / 向いていない人
- 向いている人
- 短時間を毎日積み上げられる人。
- 指示をもとに提出物をすぐ直せる人。
- 応募書類の書き換えに合わせて学習内容も直せる人。
- 向いていない人
- 週末だけで一気にやりたい人(毎日の手の動きが弱くなる)。
- レビューの待ち時間に手が止まる人(待ち時間に別の小課題を用意できないと進みが鈍る)。
よくある3つの落とし穴と回避策
- 落とし穴:課題の写しだけのポートフォリオ
- 回避:課題に自分の工夫を1つ追加(例:検索条件を増やす、バリデーションを強化)。
- 落とし穴:提出期限を過ぎる
- 回避:1機能=2日で区切り、毎日Gitに記録。レビュー待ちの間は別課題。
- 落とし穴:給付金の誤解
- 回避:対象コース名・申請期限・必要書類を面談時にチェックリスト化。名称だけで判断しない。
申し込み前チェックリスト
- 面談で確認:レビューの戻し方は具体か/平均の戻し時間は?
- 対象コース名:給付金の「正式名称」とURLを控えたか。
- 就活:職務経歴の書き換え支援はどこまで?模擬面接はある?
- 時間:自分の可処分時間(平日×休日)で回せる設計か。
- 延長:延長費や追加受講の条件は?
- 退出:返金や休学の扱いは?期限と方法を控えたか。
▶︎ 誤解しやすい返金保証と転職保証|”返金保証”スクール規約比較
筆者が受講申し込み前に済ませたこと
- 「毎日30〜60分でも進む設計」と「レビューの戻しが早い」ことを最重視。
- 面談でポートフォリオのサンプルと転職支援の流れを確認し、提出物の基準が自分に合うかを見た。
- 給付金は“対象コース名まで”確認し、申請期限をカレンダーに入れてから申込。
素朴な疑問を一気に解決(転職保証/定着率/給付金の違い)ほか
Q1. 30代・未経験でも「転職保証」は使える?
A. 保証の年齢条件がある場合があります。年齢や受講条件はコースごとに違うので、面談で必ず確認します(最新は公式で確認)。
Q2. 定着率を上げる学習のコツは?
A. 毎日手を動かすことと、つまずきの記録→再現。小さな機能を数多く作り、面接で「直し方」を語れるようにします。
Q3. 給付金と“リスキリング補助金”は何が違う?
A. それぞれ要件や手続きが異なります。名称だけで判断せず、対象コース名・申請期限・必要書類を公式で確認します。
Q4. 職務経歴には何を書けばいい?
A. 「課題→対応→結果」を1セットで。現職の改善事例をエンジニアの言葉に言い換え、数字を1つ入れます。
Q5. 面接で聞かれる技術は?
A. 基本文法と、作った機能の説明、つまずきの対処、チームでのやり取り。Gitの履歴やIssueのコメントが証拠になります。
Q6. フリーランスと就職どちらが現実的?
A. まず就職で基礎を固める人が多いです。就業で得た知見を元に、副業や独立へ進む流れが安定しやすいです。
よくある質問(応募タイミング/両立の不安/給付金確定の流れ)
Q. どのくらいで応募を始めればいい?
A. 2か月目の後半から。完成度80%のポートフォリオでも、直しながら応募します。
Q. 仕事と学習の両立が不安です。
A. 平日30〜60分、休日120分の固定スロットを先に決める。予約面談や質問の時間帯が合うかを体験で確認しましょう。
Q. レビューの待ち時間がムダに感じます。
A. 待ち時間用の小課題(テスト追加、リファクタリング、UI微修正)を用意。Gitに毎日コミットします。
Q. 給付金はいつ確定しますか?
A. 申請書提出と審査後に確定します。対象コース名・期限・提出先を必ず控えます(最新は公式で確認)。
Q. 転職エージェントは併用すべき?
A. 併用が有利です。スクールの添削+外部エージェントの求人で、母集団を広げます。
Q. 30代前半と後半で不利さは違う?
A. 求人の幅は変わりますが、提出物の質と面接での「再現性説明」ができれば通過は可能です。またスクールによっては、転職保証の対象年齢が 〜34歳までというケースもあります。
30代スタートなら「毎日動く×直せる提出物×費用の見取り図」
30代未経験の転職で一番効くのは、「毎日動く仕組み」と「直せる提出物」、そして「お金の見通し」です。主要校を同じ物差しで比べ、面談で“提出物の基準”“戻しの速さ”“対象コース名と手続き”を確かめましょう。学びと応募を並走させれば、書類→面接→定着の道筋が見えてきます。迷いが減った今、次の一歩へ。
筆者: 直斗|夜だけ学習で在宅開発へ
肩書: 元・中小企業の総務兼情シス/在宅で小さく受託を回す個人/現在は個人開発と地域のデジタル化サポート
一言:「完璧より“動くもの”。出して直せば前に進む」
共働き・育児期に、寝かしつけ後の時間だけで学習を再開。家の「買い物共有」ミニアプリから始め、小さく公開→改善を継続。 短期コースのメンタリングで「質問の仕方」と「優先順位付け」を学び、最初の謝礼を得た経験が転機に。


